腸内環境

腸内環境と、肌荒れの関係とは

男女問わず、肌荒れやニキビに悩んでいる方は多いですね。また単なる肌荒れではなく、慢性的なアトピー性皮膚炎を長いこと患っている方も、たくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、どうして皮膚が荒れるのか、その原因として注目したい腸内環境について解説します。

腸内環境の悪化は、皮膚にあらわれる

「皮膚も臓器」という言葉があります。

臓器というと、肝臓や腎臓、胃などの内臓をイメージするかも知れませんが、実は私たちの身体を覆っている皮膚も、臓器のひとつとして大切な役割をになっているのです。

皮膚は体内毒素の排出ルート

私たちの身体からは、日々いろいろなものが「排出」されています。おしっこやうんち、汗、また鼻水やセキなども、体内にある不要物をどんどん排出する仕組みのひとつです。

さらに、髪の毛や爪などからも、体内に溜まってしまった重金属や化学薬品が少しずつ排出されています。健康な身体にはそのようなシステムが備わっており、常にクリーンな状態を保つようになっているのです。

しかし、その排出ルートが「詰まって」いたら、どうなるでしょうか。
体内には処理しきれなかった不要物が溜まってしまいます。

そうなった身体は、緊急ルートを使うことがあります。それが、皮膚です。
つまり肌荒れは、身体の中の処理しきれなかった不要物の、最後の姿ともいえるのです。

便秘をすると肌荒れになる理由

便秘をすると、お肌が荒れる…
これこそ、皮膚が臓器であることの現れです。

本来は便としてスルスル排出されるべき不要物が、体内に残ってしまうと、便に含まれる様々な毒素が腸内に滞留し、おなかの中に悪影響を及ぼし始めます。

身体はそれを解決するために、毒素を皮膚から体外に出そうとします。その結果、肌がどんどん荒れていくのです。

腸内環境の悪化の原因

肌荒れには、「外部要因」と「内部要因」があります。外部要因とは、たとえば「刺激の強い化粧品を使って荒れてしまった」「アルコール消毒をしたら、かぶれてしまった」などの、皮膚に何かが付着したことによって起こるもの。

対する「内部要因」は、先ほどから出ている、体内の排出ルートが機能しなくなったために起きる肌荒れです。

これを解消するためには、腸内環境を整えることが重要です。なぜなら、腸は便秘をはじめとする排出機能をつかさどる、身体にとって重要な「デトックス臓器」だからです。

腸内フローラのバランスの崩れが原因

腸内環境は、なぜ悪化するのでしょうか。

理由はいろいろあります。中でも、ジャンクフードや揚げ物ばかり食べているような食生活は、腸内に悪影響を及ぼします。食品に含まれる添加物なども、腸にとっては刺激物です。

腸には、「善玉菌」「悪玉菌」と、「日和見菌」が住んでいます。一番多いのは、中間的な役割を果たす日和見菌、次に多いのは善玉菌で、本来悪玉菌は少数派なのです。

これらの腸内の菌たちの動き回る様子は、まるで花畑のようにも見えるため「腸内フローラ」と呼ばれており、健康な腸内では、絶妙なバランスを取って存在しています。

しかし、体外からの有害物質などにより悪玉菌が増えてしまうと、3者のバランスが一気に崩れます。そうなると、便秘だけではなく慢性的な体調不良や自律神経失調などをも引き起こす、大きな原因となってしまうのです。

ストレスや生活の乱れにも注意

腸内環境を乱すのは、食べ物だけではありません。
精神的なストレスや寝不足・運動不足なども、腸に悪影響を及ぼします。

特に昼夜逆転など、本来の人間の生きるリズムとずれた生活をしている場合は、注意が必要です。

また加齢も無視できません。腸自体の老化が進むと、悪玉菌が増えやすくなってしまうからです。

腸内をキレイにして、肌荒れを改善

肌荒れを改善するために、一生懸命に何かを塗っている方がいます。確かに一定の効果はあるかも知れませんが、その肌荒れが内部要因からきているものならば、何かを塗ることに大きな効果はありません。

それよりも、腸内をクリーンにして排出ルートを整備し、有害物質が肌から出ないようにすることが、根本的な解決策です。

最優先は便秘の解消

腸内のことを意識し始めたら、まずは便秘を解消することから始めてみてください。

自分の腸内を目で見ることはできませんが、毎日の便の調子や回数は自分で把握できますよね。そのため、管理や観察がしやすく、肌荒れ改善に結びつきやすい対策だからです。

そもそも便秘は、腸内に便が長期間溜まった状態です。身体にいい影響があるはずがありません。そしてその便がエサとなり、悪玉菌が増殖していきます。

さらには腸に溜まった便は、発ガン物質やアンモニア、硫化水素などの有害物質や、ガスを発生させてしまいます。便秘の時の便の匂いは、それらの有害物質のせいなのです。

便秘状態を放置すると、有害物質は腸壁から吸収されて、血液中をめぐり始めます。だから身体のいろいろな場所に肌荒れが起きるのです。

バランスの良い食事と、サプリメントの活用もおすすめ

しつこい便秘は、すぐには解消できません。薬に頼る方もいますが、それはあくまで一時的な対処方法です。根本解決をしなくては、また同じ状態に戻ってしまいます。

便秘解消には、食生活の改善と、運動が効果的です。

食事では以下のことに気を付けてみましょう


・食物繊維を多く含む食材を食べる

穀物、大豆製品、野菜、海藻、ゴマ、アーモンド、きのこ類

・乳酸菌を多く含む食材を食べる

ヨーグルト、ぬか漬け、納豆などの発酵食品

・オリゴ糖を多く含む食材を食べる

ゴボウ、玉ねぎ、アスパラガス、バナナ、大豆


また、山芋、メカブ、オクラといった「ねばねばする食材」も、善玉菌を増やし便秘を解消するんために効果的です。

サプリメントを活用する

よほど命に関わるような便秘の方以外は、病院には行かず、自分の生活の中で工夫をすることになります。

決して大げさな治療をするのではなく、食生活の中で取り組んでいけることから始める。これこそが、セルフメディケーションの基本です。

しかし、腸内の環境には個人差があります。自分にとってどの栄養が不足しているか・過剰なのかは、自己判断ではなかなか分からないこともあるでしょう。

そのため、腸内フローラのバランスを整えるサプリメントを利用するのも、ひとつの手です。サプリメントはあくまで補助的なものではありますが、腸内のベースを整えるためには、効率的だからです。

ただしサプリメントを利用するときも、自分勝手に選ぶのではなく、専門家のアドバイスに従うことをおすすめします。せっかく飲んだサプリが、腸にとって不要だったり過剰だったりしてはもったいないからです。

まとめ

肌荒れには、内部要因・外不要因があり、ベースを整えるためには腸内環境を改善することが必要ということが分かりました。腸は、奥深い臓器です。調べていくほどに、お肌や身体の不調に関係していくことがどんどん見えてきます。

その入り口として、まずは便秘の解消に取り組んでみることをおすすめします。もしかしたら、スキンケア用品の充実よりも、もっと大きな効果を得られるかも知れません。

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