食事・栄養

サプリメントの安全性は? 買うときにチェックしたい、GPM認定工場のお話


サプリメントという言葉を知らない人は、もはやいない!?
ドラッグストアで気軽に買えるサプリメントは、美容と健康の支えとして広く飲まれるようになっています。

しかし、「サプリメントって、何?そもそも安全なの?」という質問に答えられる方は、ほとんどいらっしゃらないのが現状。
では私たちが日ごろ飲んでいるサプリメントって、いったいどのようなものなのでしょうか?
また、できるだけ安全なサプリメントを買うには、どうしたらいいのでしょうか。

サプリメントは魔法の薬ではなく、「食品」

サプリメントは、カテゴリ的には「食品」に当たります。
えっ?サプリメントは薬じゃないの?と思った方もいるかと思いますが、病院や薬局で処方される医薬品を「薬」とするなら、サプリメントはその仲間ではありません。

サプリメントという言葉の定義もあいまいです。
実はサプリメントについては、厚生労働省の定義などもなく、指す商品はとても広範囲に及ぶのです。

サプリメントはいうなれば単なる「食品」。
スーパーに並ぶ野菜や魚介類などと、さして差はないものなのです。

ほとんどの栄養素は、スーパーで見つかる!

ニュースで「〇〇が美容に効果的」と報道されると、スーパーから一気にその食材が消えること、ありますよね。

カカオにはポリフェノールがたくさん含まれていて、健康に効果あり!と聞いて、ついつい高カカオのチョコレートを買いだめしてしまった…などということ、皆さんも経験がおありかと思います。

でも、それって結局、スーパーで何らかの栄養食品を購入した、ということと同じではないでしょうか。
そう考えると、わざわざサプリメントとして飲まなくても、たいていの栄養はスーパーで買える食材で間に合うのです。

とはいえ、毎日大量に野菜を食べるのは大変だし…
忙しくて自炊する時間もないし…

そんな現代人にとって、栄養がカプセルやタブレットに凝縮しているサプリメントは、バランスよく栄養を補うための便利ツール。またコンビニや駅ナカのドラッグストアで気軽に買えますから、栄養の偏りが気になる…という方にとっては魔法の錠剤に見えるかも知れません。

しかし、サプリメントには、当然メリットもあればデメリットもあります。

サプリメントのデメリット

サプリメントの一番のデメリットは、「何が入っているか、わかりにくい」ということです。

たとえばカルシウムを多く含む野菜として、小松菜が知られています。
小松菜を買うとき、新鮮かどうか、産地はどこかなどをチェックできますね。自分でよく洗うことも可能ですし、味付けに使う調味料の質も、自分のこだわりで選べます。
そして小松菜と一緒に炒める材料も、自分で吟味して、「これならOK」というものを入れることができるでしょう。

しかしカルシウムをサプリメントで摂るときは、パッケージと値段だけを見て買ってしまうことがほとんどではないでしょうか。

そのサプリメントの安全性は、もしかしたら低いかも知れませんし、あなたにとって必要な量のカルシウムが入ってないという可能性もあります。


また、サプリメントには添加物が付きものです。
サプリメントをつくる工程で、添加物を完全に排除することはできません。錠剤として固めるには、何らかの「つなぎ」が必要ですし、飲みにくい味のものには、スルッとのどを通るような味付けが必要だからです。

つまり、

  • 何が入っているか確認ができない、安全性が見えない
  • 添加物の影響を100%排除できない

という2点こそが、気軽に買えるサプリメントのデメリットなのです。

そのサプリメント、どこの工場でつくられた?GMP認定に注目

それでは、私たちが日ごろの栄養補助としてサプリメントを買うとき、最低限どこに気を付けたらいいのでしょうか。

それはズバリ、「工場」です。

サプリメントの安全性は、工場で決まるといっても過言ではありません。
できることなら、「GMP認定工場」でつくられたサプリメントを選びましょう。

GMPって何?

GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、適正製造規範と訳されています。つまり、原料を入庫させるところから始まり、製造、そして出荷までのプロセスで、一定の品質を保つ安全な製品がつくれますよ、という工場のことです。

たとえば医薬品をつくる製薬会社には、GMPを取得することが義務付けられています。そしてこの流れは、サプリメントを中心とする栄養食品にも、どんどん広まっているのです。

GMP工場の数は、10年前と比べるととても増えています。厚生労働省も、メーカーや小売店には「仕入れるならGMPの工場で」ということを積極的に指導しているのです。

自分の口に入るものですから、まずは「安心・安全」に気を配ってみることをおすすめします。

サプリメントの製造工場は、商品ホームページや企業サイトなどで確認できることも多くあります。またパッケージには「製造所固有記号」が記載されていますので、調べたい場合は保健所やインターネットで検索してみてもいいでしょう。

安全性と、効果は違うことに気を付けて!

気を付けて欲しいのは、GMP工場でつくられたサプリメントは、安全性は高いけれど、効果を保証するものではないということ。
そもそもサプリメントは「効果があります」といってはいけない食品です。
優秀な工場でつくってあるからといって、「効果があるはず!」と思い込んでしまうはNG。

安全性とは、「余計なものが入っていないこと」と、「品質が安定していて、失敗作が紛れ込んでいないこと」です。

いくらカルシウムが欲しくても、農薬たっぷりで、キレイに洗われていない小松菜を食べるのはイヤですよね?

サプリメントも食品です。
自分でつくることができないからこそ、その製造過程にはちょっと気を付けてみましょう。
その結果、自分に足りていない栄養素を安全にピンポイントで足すことができたら、しめたものです。

まとめ

サプリメントを購入するときの指標のひとつに、GMP認定を持っている工場でつくられているかどうかがある、というお話をしました。
もちろんそれだけですべて安心とは限りません。しかし、美容と健康は口に入れるものから始まります。せっかく買うサプリメントですから、「どっちにしようかな?」と迷ったら、製造工場を調べてみることをおすすめします。自分の身体に入れるものに気を配るのも、予防医学の基礎だからです。

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