食事・栄養

最近話題のスーパーフードとは?効果ってあるの?  

今は大きな病気ではないけれど、健康にイキイキと暮らしていきたいと思っている方にとって、身体によい食品を選びたいというのは共通の願いでしょう。

そこで今回は、健康に効くといわれているものの、イマイチよく分かっていなかった「スーパーフード」について、その定義から選ぶときのポイントまでをご説明します。
より良い食生活の参考にしてみてください。

スーパーフードって、なに?

スーパーフードとは、1980年頃からアメリカの専門家の間で提唱されはじめた「身体にいい」とされる食品群のことです。

日本でも2000年頃から広がりはじめ、最近ではオーガニックショップや通信販売でも気軽に購入できるようになりました。

スーパーフードと聞くと、なにか特別な食品のように感じるかも知れません。それは、メディアで取り上げられるスーパーフードは「アサイー」「チアシード」「モリンガ」など、はじめて聞く名前の、あまり馴染みのないものが多いからです。

しかし実は、日本人である私たちはすでにいろいろなスーパーフードを自然に食べています。

スーパーフードの定義とは

まずは、スーパーフードの定義から確認してみましょう。

スーパーフードは、提唱者によってあげられる食材が変わりますが、おおむね以下の条件を満たすものがあてはまります。

【一般的な定義】

・健康に良い栄養分が豊富で、低カロリー
・抗酸化作用が高い
・老化や生活習慣病の予防によい
・ガンのリスクを遠ざける
・一部の栄養素がたくさん含まれていること
・食材と健康食品の両方の用途をあわせ持ち、一般的な食材とサプリメントの中間の役割を担うこと

また、定義には「人が食べてきた歴史が長く、食べることによって起きる影響が解明されていて、安心・安全に食べることができるもの」ということも求められるため、スーパーフードは決して「最近食べられはじめたあやしい食材」ではないのです。

スーパーフードには、実は身近な食材も当てはまります。

リンゴの皮やニンジンの葉などのつい捨ててしまいがちな部分や、ゴマや緑茶など日本人の生活の中に溶け込んでいるものも、海外では「スーパーフード」として紹介されています。

なぜ、スーパーフードが話題になっているの?

スーパーフードには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸やクロロフィルといった必須栄養素がたくさん含まれています。またスーパーフードの栄養のほとんどは自然由来のものであり、人工的な栄養を添加したものではありません。

植物由来のものが多く、健康を意識する人や体質改善に取り組んでいる人にとっては興味深いものでもあり、最近の健康ブームも相まってたくさんの人に知られるようになりました。

あわせて副次的な理由ではありますが、美容業界や海外のセレブたちが取り上げたことにより、日本の若い世代に一気に広がった、ということもあるでしょう。

さらに、野菜や植物に含まれるある種の栄養が身体の機能によく働くという考え方は、漢方や薬膳にも通じる部分があるため、「病気を治すため」ではなく、「より健康に、より美しく」という願いを持った女性たちにスピーディーに受け入れられた、という面もあるようです。

食生活から健康になるために、スーパーフードを食べよう

なにか健康にいいことをしよう!末永く元気でいるために努力しよう!と思うとき、一番先に思い浮かぶのは「食生活の改善」でしょう。

最近は多くの健康情報が溢れています。しかし、食べてすぐに健康になれる食材というものは存在しません。だからこそ、継続的な食習慣の改善や、栄養豊富な食材をより効果的に食べるため、スーパーフードは役に立ちます。

ただし、メディアで取り上げられるスーパーフードは、どうしても「日本に初めて紹介されるもの」が多くなります。もちろんトライしてみてもいいのですが、まずは馴染みのある食材から取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、全員に効果的なスーパーフードはありません。食べ物ですから、もちろん人によって相性はあります。食べてみて「ちょっと違うな」「おいしく続けられるか不安だな」と思ったら、無理をせずに違うものを食べてみましょう。

珍しいもの以外にも、日本に根差したスーパーフードもたくさんあります。自分自身が「おいしいな」と思えることこそ、健康に繋がる食生活の基本です。

おすすめのスーパーフードと、選ぶときのポイント

それでは、おすすめのスーパーフードをご紹介しましょう。

最近よく見かける、海外から入ってきた人気のスーパーフード

タイガーナッツ

ナッツという名前が付いていますが、実は「カヤツリグサ」という植物の地下茎でできるコブのような部分です。タイガーナッツにはゴボウの5倍以上ともいわれる食物繊維が含まれ、さらにマグネシウムや鉄分、ビタミンEなどの栄養素が豊富に入っており、カロリーも低いため注目を集めています。

チアシード

少し前に、スーパーフードとして話題になったチアシードですが、栄養価が高く水溶性の食物繊維が豊富に入っていることから、ブームが去ってもお店で買うことができるようになりました。チアシードに含まれるグルコマナンという食物繊維は、便を柔らかくし腸内環境を整えるということで、特に女性に人気です。

ココナッツオイル

美容にも効果があるということで人気のココナッツオイルは、一般的な油に比べて「中鎖脂肪酸」が多く含まれ、代謝を良くする働きが期待できるといわれています。

 

日本人が取り入れやすいスーパーフード

大豆類

日本の食卓によくあがる大豆食品もスーパーフードです。味噌、醤油、豆腐、豆乳や納豆など、意識せずに食べているものでも、実は世界でも認められているスーパーフードなのです。

実は、海外では鮭もスーパーフードとして紹介されています。鮭にはオメガ3という良質な油が多く含まれ、赤い身の部分には、ビタミンEの千倍もの抗酸化作用があるともいわれるアスタキチンサンという成分が入っていることも知られています。

甘酒

「飲む点滴」ともいわれている甘酒ですが、原料となる酒かすや米麹には、必須アミノ酸やビタミン類、酵素が含まれているため、スーパーフードとして広まっています。

アルコールが気になる場合は、米麹から作られたノンアルコールのものを選ぶようにしましょう。

玄米

玄米は、私たちに必要な栄養がバランスよく含まれている「完全栄養食品」のひとつです。白米に比べ、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富です。

緑茶

カテキンやビタミンが豊富に含まれ、血中コレステロールを下げる・体脂肪を低下させるなどの効果があるとされています。海外では特に人気のスーパーフードです。

スーパーフードを買うときに気を付けたいこと

これからスーパーフードにチャレンジしてみたい人に、気を付けて欲しいことがあります。それは、信頼できる品質のものを選ぶことです。

せっかくのスーパーフードなのに、化学肥料や添加物がたっぷり入っていては、意味がありません。これはサプリメントなどでも同じですが。健康のためと思って食べるものが身体にとって逆効果をもたらしてしまっては、もったいないですよね。

またいくら人気のスーパーフードでも、砂糖でコーティングされているものや、グラノーラのようにいろいろな糖分が混ぜ込まれているものなどは、カロリーも一緒にとってしまうことになるため気を付けましょう。

まとめ

スーパーフードに「聞きなれない外国産の食べ物」「本当に効果があるのか分からない」という印象を持っていた方も、日本人の食生活に根差したものもあるということを知っていただけましたでしょうか。スーパーフードを食生活にバランスよく取り入れることで、予防医学に役立ててください。