正しい知識

自炊ではなくサプリを選ぶ私たちが、知っておくべきこと

健康食品を買うなら、ドラッグストアではなく、断然スーパーマーケットの方がおすすめです。どうして?と思った方は、スーパーでの買い物を思い出してみてください。

「カカオはポリフェノールが豊富!健康に効果あり!」と聞いて、高カカオのチョコレートを買ってしまった経験がある?その瞬間、嗜好品であったチョコレートが健康食品に格上げされたことに、あなたはお気付きでしょうか。

では「ビタミンの抗酸化力がすごい!」と聞いてキウイフルーツを買ってしまったことは?ありますよね。それも、日常的なキウイフルーツという食材が健康食品に格上げされた事例です。

そう考えると、たいていの栄養はスーパーで買える食材で間に合うのです。あれ?では私たちはどうして、サプリメントを飲むのでしょうか。理由はいろいろでしょう。自炊する時間がない、野菜が嫌い、芸能人がPRしていたから…。飲めば「栄養補給した」と安心できますし、理想の身体に近づいた気もしますよね。

スーパーで気軽にあらゆる食材が買えるようになったにもかかわらず、あえて代替えとしてサプリメントを飲む私たち。どうせなら、自炊以上の効果がほしいと思いますが、安全性は気になるところです。

いったい、何を基準に選べばよいのでしょうか。
サプリメントの安全性は、どこで分かるのでしょうか。

\\\ そこのところ、専門医に聞いてきました ///

教えて先生!

小西康弘Yasuhiro Konishi

医療法人全人会 理事長 / 小西統合医療内科 院長

2013年より 小西統合医療内科 院長 総合内科専門医 / 医学博士

サプリメントは、カテゴリ的には「食品」に当たります。病院や薬局で処方される医薬品を「薬」とするなら、サプリメントはその仲間ではありません。

サプリメントという言葉の定義もあいまいです。現時点でサプリメントについては厚生労働省の定義もなく、指す商品は広範囲に及んでいます。いうなれば単なる「食品」ですから、スーパーに並ぶ野菜や魚介類などと、さして差はありません。

サプリメントには「何が入っているか分かりにくい」

サプリメントの一番のデメリットは、「何が入っているか分かりにくい」ことです。

たとえばカルシウムを多く含む野菜として知られる小松菜ですが、スーパーで小松菜を買うときは、新鮮さや産地などは自分でチェックできます。調理前にはよく洗えますし、使用する調味料の質も自分のこだわりで選べます。小松菜と一緒に炒める食材も自分で吟味して、「これならOK」というものだけを入れて調理できるでしょう。これが自炊のよさです。

しかしカルシウムのサプリメントを買うときはそうはいきません。情報は値段とパッケージに書かれている程度で、安全性も分かりません。あなたにとって必要な量のカルシウムが入ってないという可能性もあり得ます。

添加物にも注意

サプリメントには添加物も付きものです。特に「飲みやすさ」「低価格」をうたっているサプリメントは、添加物でそれを実現している可能性があるでしょう。

ただしサプリメントをつくる工程で、添加物の完全排除は不可能です。錠剤として固めるには何らかの「つなぎ」が必要ですし、飲みにくい味であれば喉を通るような味付けが必要だからです。

気軽に買えるサプリメントが増えたからこそ、価格やコマーシャルに惑わされず、添加物が最低限の安全性の高いサプリメントを選ぶ「目」が求められています。

そのサプリメント、どこの工場でつくられた?

サプリメントの品質や安全性は、工場で決まるといっても過言ではありません。できることなら、「GMP認定工場」でつくられたサプリメントを選びましょう。

GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、適正製造規範と訳されています。原料を入庫させるところから、製造、そして出荷までのプロセスで、一定の品質を保つ安全な製品がつくれると認定された工場です。

たとえば医薬品をつくる製薬会社にはGMPの取得が義務付けられていますが、この流れは、サプリメントを中心とする栄養食品の会社にも広まりつつあります。GMP工場の数は、10年前と比べると増加しました。厚生労働省も、メーカーや小売店に対し「仕入れるならGMPの工場で」と積極指導しています。

サプリメントの製造工場は、商品ホームページや企業サイトなどで確認できます。商品のパッケージには「製造所固有記号」が記載されていますから、調べたい場合は保健所に問い合わせる、ネット検索してみるなどの手を使ってください。この情報化社会において、「知らなかった」は、自身の健康を守るうえでとても危険です。

安全性と効果は違う

安全性とは「余計なものが入っていない」ことと、「品質が安定していて失敗作が紛れ込んでいない」ことです。

いくらカルシウムが摂りたくても、農薬と泥のついた小松菜は食べたくないでしょう。サプリメントも同様です。口に入れるものですから、製造過程には気を付けてください。

ただしGMP工場でつくられたサプリメントは、安全性は高くても、効果を保証するものではありません。あくまでサプリメントは補助的なものであると認識し、日々の食事から栄養を摂ってください。

医師の元でサプリメントを飲んでみませんか?

もし本当に効果のあるサプリメントが飲みたければ、ドクターズサプリメントを選択してみてはどうでしょうか。安全性はもちろん、成分含有率が市販のサプリメントとは大きく異なります。

ネットで購入できる商品もありますが、医師のアドバイスの元で飲むメリットは、その人にとって本当に必要な成分を、必要な量だけ処方できる面にあるとお考え下さい。どんなに品質が良いサプリメントでも、その人にとって効果的な飲み方ができなければ、意味がないからです。

予防医学.jpでは、専門医によるサプリメントのご相談を受け付けております。

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