「知らんけどね。」

モコモコ厚着より、1枚のマフラーが寒さを防ぐのはなぜ?

ゆき

うう〜寒いねえ。
重ね着しているのに、何だか冷えるの、どうにかしたい!

なつ

確かにモコモコね。
何枚着ているの?

ゆき

保温インナーを2枚重ねて、ウールシャツ、その上にニット。さらに今年買ったツイードコート!どう?かわいいでしょ?予算より安くて買えてさ…

なつ

ツイードコートのデザインと値段は残念ながら「暖かさ」には関係ないわね!

ゆき

私はここまで重ねて着てもまだスース―しているのに、そんなノーカラーのジャケットだけで寒くないの?

なつ

それはたぶん、首元にヒントがあるかも!
私は薄着だけど、大判のマフラーで首元をしっかりガードしているから、そんなに寒さを感じないのよ。

ゆき

へえ〜!なるほどね。確かにそのマフラー、暖かそうね、ちょっと見せて?
うわー、これはいい肌触り…ずっと巻いていたい…借りとくね!

なつ

ちょっと!今年買ったばかりのカシミア混の大事なマフラーよ。
高かったの!返して〜!

登場人物
ゆき
美容と健康情報が大好きな会社員。
新しいものに飛びつきがちだが、たいてい3日坊主。
スイーツ、パン、パスタと演劇、ドラマが好き。
なつ
分からないことは調べたいライター。
いつも取材に飛び回っている。
お酒と旅行とファッションが好き。

首、手首、足首は「三首(さんくび)」といわれ、身体の保温にはとても大切な場所とされています。

なつ

今回は首元を取り上げますが、手首足首の保温にはアームウオーマーやレッグウオーマーがおすすめです!

首を冷やすとよくない理由

首には多くの神経が通い、ツボもたくさんあります。頭を支える大事な部分でもあり、太い動脈が通っている首。なのに皮膚は薄く、常に外気にさらされているため、意識して保護してあげる必要があります。

首は副交感神経にも関係しており、うつ病やパニック障害、自律神経失調症のような、一見首には関係なさそうな病気も、首の不調が関係しているといいます。

姿勢やストレス軽減のような対策はもちろん、首を守るためにも、「冷やさない」ことは最重要項目。首の筋肉が冷えて固まれば、自分で感じる「寒さ」「コリ」以外にも多くの悪影響を及ぼしますから、冬場はとにかく首を温めることを考えてください。

マフラーの効果

首の温めには、入浴や寝る前のホットタオルなども有効です。しかしそれらはあくまで「自宅で行う対策」。外出時に一番効果的なのはやはりマフラーです。

マフラーは、巻くだけで体感温度が3〜4℃上がるといわれる優秀なアイテム。保温性の高い下着で身体の中心部を温めることも大切ですが、特に冬の外気にあたる外出時には、首をマフラーで保護するだけで、暖かく感じるでしょう。体感温度だけではありません。首を温めれば、動脈を通じて温まった血が全身をめぐります。

なつ

体感温度を上げるだけではなく、冬場の体調不良にも効果があるなら、首元をもっと温めるべきね。

マフラーを持ち歩こう

マフラーは、カーディガンやコートを持ち歩くことを考えると、とても手軽なアイテムです。使わなければ丸めてバッグにしまえますし、着席時にはひざ掛けとしても活用できます。大判の、一般的にストールと呼ばれるものは肩からすっぽり掛けて使うこともでき、簡易的なアウターとしても利用できます。

ニットやウール素材だけではなく、フリースのマフラーも人気です。ウールでちくちくするのが嫌…という方にもおススメです。

ニット、ウールやフリースは暖かい半面、風を通します。アウトドアシーンや、外回りが多いビジネスパーソンなら、薄いダウン素材のマフラーもいいでしょう。風をブロックし、首周りの空気を暖かいままキープしてくれます。

カジュアルなデザインでよければ、ネックウオーマーもおススメ。スポッとかぶってしまえばおしまいなので、巻いたり直したりが面倒という方にはピッタリです。またスヌーズという、大きな輪っか状になっているデザインのものも人気です。

ゆき

今までは、下着やコートに頼りっぱなしだったかも!
着膨れも防止できるのなら一石二鳥ね。

なつ

これは男性にも知ってほしい情報ね。男女問わず、今年のクリスマスプレゼントには、マフラーを選んでみてはどうでしょう。

教えて先生!

小西康弘Yasuhiro Konishi

医療法人全人会 理事長 / 小西統合医療内科 院長

2013年より 小西統合医療内科 院長 総合内科専門医 / 医学博士

なつ

先生、首に大動脈や副交感神経が通っているとは知りませんでした。冬のうつうつした気分や、自律神経の乱れが改善できるのは嬉しい効果です。温める以外にも、首を守るためにできることはありますか?

せんせー

頸部には頸動脈という比較的太い動脈が走っているので、そこをマフラーやホットタオルなどで温めれば、身体全体も温まるというのは合理的かもしれませんね。逆に、夏は手首をアイスパックなどで冷やすと効果的かもしれません。暑さに任せてアイスを食べ過ぎ、お腹を壊してしまうような人はぜひ一度試してみられてはどうでしょうか。

ただ、頸部を温湿布などで温めすぎると頭に血が上って、倒れてしまうかもしれないので、ご注意を。ま、知らんけどね。

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