抗酸化・酸素

インフルエンザにかかりにくい身体をつくる 免疫力アップのコツ

毎年、冬のニュースを賑わせるインフルエンザ。
かかってしまって仕事や学校に影響が出ないか、ヒヤヒヤしている方も多いでしょう。
しかし、「なぜかインフルエンザにかからない人」と「毎年かかってしまう人」がいるのはどうしてでしょうか。今回は免疫力の点から、この謎に迫ってみたいと思います。

インフルエンザにはABCの3つの型がある

インフルエンザを予防したければ、まずは敵のことを知りましょう!

インフルエンザウイルスには「A型・B型・C型」があり、その中で人間に感染して流行を起こすのはA・B型です。

A型の特徴としては、人間以外の、ウマ・ブタなどの哺乳類や、ニワトリなどの鳥類にも感染することです。
それに対しB型は、今現在まで人間への感染しか確認されていません。

インフルエンザの流行には季節性があります。12月から3月に流行ることが多く、毎年の推定感染者数は、1000万人にもなるといわれています。

インフルエンザにかかる人・かからない人

インフルエンザにかかる・かからないを予測することはできません。また、ある程度の運も関係してきます。
しかし、「かかりやすい状態の人」をあげることは可能です。

厚生労働省は、インフルエンザにかかりやすい状態を「ハイリスクグループ」とし、注意喚起を行っています。

ハイリスクグループとは

高齢者(65歳以上)
小児(5歳未満)
妊娠中
肥満
基礎疾患がある
・慢性呼吸疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患など)
・慢性心疾患(先天性心疾患・冠動脈疾患など)
・代謝性疾患(糖尿病など)
・腎機能疾患
・免疫不全疾患(ステロイド内服・T細胞性免疫不全など)

上記の方たちは体力が弱くなっており、インフルエンザにかかってしまうと重篤化する恐れがあります。また子どもやお年寄りは、自分の身体状態の悪化に気が付くのが遅くなり、対処が遅れるケースも多くみられます。

免疫力の重要性

上記のハイリスクグループに共通することがあります。それは「免疫力が低い状態である」ということです。

免疫力とは、私たちの身体が、感染症やウイルスに対して抵抗力を獲得することをいいます。つまり免疫力が高いと、外部から体内に侵入してくる異物に対して強いブロックが働き、病気を防いでくれるのです。

上記のハイリスクグループには当たらない、自分では健康だと思っている方も、「免疫力の強い人・弱い人」に分けられます。

がっしりしていて、一見とても健康そうに見えていても、不思議と毎年何回も風邪をひいたりインフルエンザにかかってしまう人、身近にはいませんか?
そのような方は、「風邪をひきやすい体質」なのではなく、免疫力が弱い、という可能性があります。

免疫力は、インフルエンザ予防だけではなく、身体全体の健康を司る重要な機能です。弱いままにしておくと、生活習慣病やがんになりやすくなるなど、大きなリスクをも引き起こしてしまうのです。

免疫力を高める生活習慣

免疫力は、全身に関わることなので、「どこかをメンテナンスすればよい」というものではありません。しかしこれだけは気を付けて欲しいというポイントがあります。

身体を冷やさない

冷えは自律神経を狂わせ、免疫力を下げてしまいます。
体温が1度下がると、免疫力を司る白血球の働きがなんと30%以上もダウンしてしまうともいいます。

もしあなたの平熱が36.5度以下なら、要注意。
体温を上げるように生活を工夫してみましょう。

腸内環境を整える

免疫力と重要な関りを持っているのが、腸内環境です。
腸内には善玉菌と悪玉菌、そして環境によってどちらかに傾く日和見菌の3種類の菌がいます。このバランスが保たれ、善玉菌が優勢だと免疫力は高いままキープできますが、悪玉菌が増えすぎてしまうと、免疫力が下がってしまいます。

ストレスを溜めない

免疫力には、心の状態も関係しています。外界からのストレスを受けると、交感神経が優位になってしまい、免疫力を低下させます。

仕事などの過重なストレスから今すぐ逃げることができない、という方は、睡眠時間をしっかり確保する・リフレッシュの時間を取るなどの工夫をしてみてください。

特にハードワークをしているビジネスマンで、健康に気を使っているのに毎年インフルエンザにかかるという方は、ストレスが要因となっていることがあるので注意です。

食物繊維と、抗酸化力が免疫力を高める

残念ながら「これを食べたら免疫力はアップする!」という魔法の食材はありません。
しかし、積極的に食べることで、身体のベースを整えてくれる食材はあります。

・バナナ

栄養価が高いことで知られるバナナですが、白血球の働きを高め免疫力をアップしてくれます。
また食物繊維が豊富で、腸内環境のバランスを整えるためにもおすすめの食材です。

・ニンニク

抗酸化作用が強く、免疫力強化に役に立ちます。食べ過ぎに注意は必要ですが、毎日1かけらほどのニンニクは滋養強壮のサポートにもなります。

・ぬるぬるした食材

海藻、こんにゃく、モロヘイヤやオクラなどのぬるぬるした食材は、水溶性食物繊維を豊富に含みます。これらは腸内の善玉菌を増やし、免疫力を高めてくれます。

インフルエンザにかかりにくい身体をつくるためには、バランスよい食生活が一番です。上記の食材には、病気の元である活性酸素を取り除く効果も期待できます。

まとめ

インフルエンザを完全に防ぐことはできませんが、免疫力を高めておくことで、ある程度の自衛が可能ということがお分かりいただけたかと思います。
インフルエンザは、つらいだけではなく周囲への影響も心配です。この冬は身体のベースを整えて、「かからずに済んだ!」といえるようになってくださいね。

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