デトックス

むくみ解消、腎臓と肝臓のケアでしっかりデトックスを


「顔がむくんで、パンパン!」
「足がむくんで、ブーツが入らない!」
こんなお悩みはありませんか?

人の身体の大部分は、水分でできています。むくみができるということは、その水分のデトックス(排出)がうまくいっていないということ。

そこで今回は、むくみと内臓の関係についてご説明します。

むくみは、出るべき体液が身体に残ってしまっている状態

むくみは、医学的には「浮腫」といい、血液中の体液が血管外にもれるなどして、血管外皮下組織に溜まってしまった状態をいいます。

私たちの身体には血管が張りめぐらされ、常に体液が全身を循環していますが、この循環がうまくいかなくなってしまうと、むくみが発生するのです。

お酒をたくさん飲んだ次の日など、水分過多になるとむくみが起きやすいのはなぜでしょうか。
それは、外部から多くの水分がどんどん入ってくるのに、座りっぱなしなどの理由で排出が追い付かず、翌朝まで持ち越してしまうというのが理由です。

むくみの原因は?

一過性のむくみは、マッサージや運動などで解消することが可能です。

一般的には、
・リンパマッサージをする
・階段を使い、ふくらはぎや足腰を良く使うようにする
などの対処方法が知られていますね。

これらは、できてしまったむくみにはとても有効です。特にリンパマッサージは、体内に溜まってしまった老廃物や水分をデトックスしてくれますので、むくみの解消だけではなく全身の機能を高め、身体をスッキリさせてくれます。

しかしこれはあくまで「対処的」なこと。
実は、むくみを根本から解決するには、身体の奥底に目を向けることが必要なのです。

むくみは、腎機能が落ちると発生しやすくなる

この記事では、一般的なむくみを対象としていますが、もし病気が由来のむくみだった場合は、まっさきに「腎臓が悪いのでは?」ということが疑われます。

腎機能が落ちると、むくみが出やすくなるのです。

ということは…腎機能を正常に保つことは、むくみを発生させない有益な対策となる、ということ!

また、体内に取り込まれたさまざまな物質を分解し、排出するための臓器として、腎臓とペアの働きをしているのが肝臓です。

つまり、このふたつの臓器のケアをしっかり行うことこそが、「むくみにくい身体」をつくるための第一歩なのです。

腎臓・肝臓の働きをおさらい!

それでは、腎臓と肝臓の働きを今一度おさらいしておきましょう。

【腎臓の働き】
・体液の量、電解質のバランスを整え、血圧をコントロールしてくれる
・血液をろ過し、老廃物を尿として排出してくれる
・血液をつくるホルモンや、骨をつくるビタミンDをつくってくれる

【肝臓の働き】
・食べたものを、体内で有益な物質につくりかえる
・アルコールや薬品など、身体に有害なものを解毒してくれる
・消化を助けてくれる胆汁をつくる

どうでしょう。とても大切な役割を果たしてくれていることを、再確認できますね。

腎臓と肝臓が元気であれば、多少の水分過多なんかはあっという間に改善してくれます。しかし、その機能が落ち、弱まってしまった場合、全身のポンプが詰まったような状態になり、排出されるべき老廃物がなかなか外に出なくなります。

それこそが、むくみの根本的な原因なのです。

デトックス機能を高めて、スッキリした身体を

腎臓と肝臓が、老廃物や水分の排出を司っていることが分かりました。

これは、美容やダイエットに興味のある方にとっては、とても大切なことです。
せっせとサロンでマッサージをしたり、むくみ解消をうたう美容機器を購入するまえに、まずは自分のできる範囲で、腎臓と肝臓をケアしておきましょう。

たとえ外側のケアに高いお金を使ったとしても、その根本となる腎臓・肝臓機能が弱まっていては、あっという間に元に戻ってしまいますよ!

腎臓・肝臓をいじめないこと

まず必要なのは、腎臓と肝臓をいじめないこと。
当然ながら、臓器だってこき使うことでどんどん弱まっていきます。

とくに「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、壊れる寸前までSOSを出してきません。腎臓も同じくらい我慢強いため、ひどいむくみやダルさなどの自覚症状が出たときには、病気になっている可能性も。

・暴飲暴食をしない
食べたものを分解し、不要な分を排出してくれるのが腎臓と肝臓。
むりやり詰め込んでは弱ってしまいます。

・心のストレスに気を付ける
お酒を飲まないのに、肝臓の数値が高い…という方は、ストレスで肝臓に負担をかけている可能性も。
心と身体はつながっています。決してストレスを無視はできません。ストレスからくる自律神経の乱れも、肝臓に影響してしまいます。

・激しい運動のあとは、アフターケアをする
アスリートは運動のあとにしっかり栄養補給をします。これは、身体を動かすエネルギーは脳・筋肉・肝臓に蓄えられている、と知っているから。運動後は、糖質とタンパク質を適度に補給することが大切です。

「私はむくみやすい体質だから!」という方は、そもそも腎臓・肝臓をいたわることをしていない可能性があります。正しいケアをすることで、体質だと思い込んでいたむくみが、解消できるかも知れません。

腎臓・肝臓のためになるものを食べる

次は、できるだけ腎臓・肝臓をいたわる食生活を送ることです。

・タウリンの含まれる食材は、肝臓の細胞の回復を促します
(貝類、魚、イカなど)

・オメガ3脂肪酸の含まれる食材は、コレステロールを排出し肝臓の負担を軽減します
(えごま油、くるみ、青魚など)

・アミノ酸とタンパク質は、弱った肝臓を修復してくれます
(魚、ささみ、大豆など)

・カリウムは、身体の水分調整やデトックスを手伝ってくれます
(スイカなどの果物、野菜類)

・食物繊維は、動物性老廃物の排出に役立ちます
(山芋、ゴボウ、レンコンなどの根菜)

これらは、サプリメントで摂ることも可能です。しかしまずは、日常の食生活の中で食べる方が先決。
サプリメントの過剰摂取は、肝臓に負担をかけてしまう可能性もあるからです。
もし特定の栄養素をサプリメントで補うときは、専門医のアドバイスに従いましょう。

まとめ

単なる飲み過ぎや、立ちっぱなしで起きる「一過性」のむくみは、数時間〜数日で解消します。そのためあまり心配する必要はありません。
しかし、「ちょっと異常だな」と思うことがあれば、病院で診察を受けましょう。むくみは、腎臓と肝臓からのSOSでもあります。
腎臓と肝臓をいたわって、スルスルとデトックスができる状態をキープしていきたいですね!

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